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2025年1月4日土曜日

カヤネズミと遭遇

 年2回、初夏と秋に調査を行っているカヤネズミ。巣は見つかるものの、なかなか、本体のカヤネズミには会えません。冬には、冬眠はせず、地表に近い越冬巣を作るといわれており、これまで、1回、冬場に物の下にいたのをAbさんが、見かけただけした。

 今回は、Ooさんが、ふれあい農園付近で、草刈りをしていたときに見つけたカヤネズミの巣を保管していたら、カヤネズミが中から顔をだしたそうです。新しい草を編み込んだ巣だったそうです。

写真は、Ooさん撮影

 慌てて、元の場所付近に戻したそうですが、一方で、放ったままにしておくと荒れ地になってしまいます。新しい草が育つためには、草刈りは欠かせませんので、なかなか難しいですが、できるだけ気を付ける?目印をつける?要相談ですね。

By Yamasanae




2023年11月23日木曜日

2023.11.23 カヤネズミ調査(冬期)

 晴れ 参加者5名(Ab、O-m、Yoshi、O-t、yamasanae)

8:30~12:00 

 晴れて、暖かい日でした。まず、里地でカヤネズミ巣をつくりそうな、オギ、ススキ、カサスゲなどの草むらを掻き分けて、巣を探します。すっかり刈り取られていたり、ヤブガラシなどに覆われていたり、様相が変っているところも多かったです。それでも、それぞれの場所で、巣を確認できて、結構、しぶといと感じました。


 里山の葦原でも、確認できましたが、やはり、草が生い茂ったり、カナムグラなどに覆われていたり、カサスゲなどが減っているように感じました。草刈りが行われているところは、それなりに新しい葉がでているので、手入れも必要ですね。こちらでは、かなりしっかりして、新しい葉も入っている巣が見つかりました。

 最後に、ふれあい農園で、今日の様子を確認して終了。

 祝日だったせいか、途中で、Kodaさん一家などに会いました。自然農の脱穀作業が行われていました。

 調査の合間に色々みるのが楽しみですが、今日は、カラスウリやスズメウリの可愛い実。
  

 ツルウメモドキの赤い実やツルグミの花。
  

 コナラの紅葉

 ニホンアマガエルやツルグミで吸蜜するホシホウジャクなどにも会いました。
  
By yamasanae


【チョウ類】キタキチョウ、ヤマトシジミ、【ガ類】ホシホウジャク、【トンボ】オオアオイトトンボ、【鳥類】キジ、マガモ、オカヨシガモ、ハシビロガモ、セグロセキレイ、スズメ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、シメ、アオサギ、ダイサギ、アオジ、【両生類】ニホンアマガエル、【植物】ツルグミ、ツルウメモドキ・実、カラスウリ・実、スズメウリ実、ビワ、ヤツデ、セイタカアワダチソウ、オギ、ススキ、マツカサススキ、タイヌビエ?⇒ケイヌビエと判明(Yoshiさんありがとうございました。)



2021年7月11日日曜日

2021.07.11 カヤネズミ調査

  今回は、営巣している可能性もあるということで、外から様子を見て、植生を確認。ヨシ、オギ、カサスゲの中に、セイタカアワダチソウが入り込んでいるところも多くありました。

 冬期の調査では、営巣も終わっているので、草漕ぎをしながら、巣を確認することになります。興味のある方は是非、参加して下さい。じっくり観察していると、色々な発見があります。今回は、以下のとおり。

 調査の合間に、例によって、色々みることができました。やはり、イネ科なので、それを食草とするギンイチモンジセセリを発見。


 オギの叢では、ツノトンボ。♂ばかり4匹ほどいました。


 保護しているところで、ウマノスズクサが咲いているのを見つけたり、オオバノトンボソウ、ヒヨドリバナも見つけました。
 

 チダケサシの群落も無事で、セリも咲いていました。
  

 途中、里山さわやか隊がゲンベーヤマで作業をしているのに出会ったり、キノコ調査の一行とすれ違ったりしました。
 最後は、サシバが2羽で見送ってくれました。

By yamasanae


2020年11月29日日曜日

2020.11.29 カヤネズミ調査・秋(モニ1000調査)

  カヤネズミ調査(環境省のモニタリングサイト1000・里地の指標動物調査のうちカヤネズミ調査のことです)は、初夏(6月頃)と秋(11月頃)の年2回の調査を行うこととなっていますが、今回は、秋の調査です。

 駐車場や太陽発電装置が作られるなど開発が進んだり、あるいはちょうど草刈りが済んでいたりして、あまり見つからないこともあるのですが、今回は、6名で調査したこともあり、20ほどの巣を見つけることができ、カヤネズミの無事を確認できました。

 全部ではありませんが、たまには、できるだけ写真をアップしてみました。

  
         

 すぐそばにあっても見逃してしまうことも多いのですが、写真だと立体感がなく、もっと分かりにくいかもしれません。いずれも、葉を細く裂き、しっかり編み込まれています。

 アシやオギ、カサスゲなどをかき分けて、難敵は、カナムグラだったり、ぬかるみだったり、でも、巣を見つけたときは、達成感があります。移動しながら、虫をみたり、鳥を見たりをします。この時期は、大池のカモたちも増えてきています。

 どなたでも参加できます。一緒に探検してみませんか!次は6月頃の初夏の調査になります。


【見かけた野鳥】 オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、コサギ、オオバン、タシギ、トビ、ハイタカ、カケス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、アカハラ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ

 帰り道、里地で見かけたタカブシギ、タゲリ
  






2018年7月23日月曜日

2018.07.22 カヤネズミ調査(モニ1000・夏)

晴れ 参加者4名(Ab, Oo, yamasanae, Yoshi)7:00〜

連日の猛暑。ニュースでは命の危険に関わる暑さを報じています。カヤネズミの巣を探しながらも、体調を崩さないよう気をつけました。重たいカメラは車に置いて、代わりに飲み物を1リットル以上持って調査に臨みました。

カヤネズミの巣は全部で3個見つけることができました。オギが2箇所、カサスゲが1箇所でした。すべて緑色の巣で今使っている様子が伺えます。小さなカヤネズミが出入りしている様子を想像するだけで何だか楽しくなります。





体力的に一番キツイ谷津でのアシ原の藪こぎを終えた時、サシバの鳴き声が聞こえてきました。その後調査が終わる頃までには全部で4羽のサシバを見ることができました。換羽のないキレイな個体が3羽、初列が1枚抜けているのが1羽のようです。3羽は時々じゃれ合うような、飛ぶのを楽しんでいるような様子に見えました。もしかしたら、この3羽は幼鳥で今年宍塚の里山で生まれたのかもしれません。

今日のように何かを調査していてふと手を休めた時、別の生き物にばったり出会うことが良くあります。まるでご褒美をもらったような幸せな気持ちになれます。

カヤネズミ調査は初めての方でも参加可能で専門知識も不要です。少しでも興味がある方はぜひ、初めて巣を見つけた時の飛び上がるくらいの喜びを一緒に味わいましょう。
by はいたか

2017年12月10日日曜日

2017.12.10 カヤネズミ調査(モニ1000冬)

晴れ 参加者4名 9:00~12:00
 
 朝は、霜が降りとても寒かったのですが、いい天気で、風もなく暖かったです。
 
 カヤネズミですが、アパート開発などが進んできている里地では、なかなか見つからなくなっています。一方、里山では、10数か所で見つかって、例年よりも多いように思います。繁殖期を避け、冬場に草刈りをした効果でしょうか。


 カサスゲで営巣していることが多いのですが、オギにも見られます。とはいえ、細かく裂いた葉はカサスゲかもしれません。
 
 もちろん、カヤネズミの調査なのですが、ついつい鳥を見たり、虫を見つけたり、兎の糞を見つけたり。
 昨日の土曜観察会で後姿を見かけたように思ったフクロウが昼なのに姿を見せてくれました。フクロウ大好きなヤママユさんがご一緒なので、ご褒美ですね。
 調査なので、望遠カメラは持っていません。梢に止まってくれたのに残念。下から2段目の枝の中ほどにいるのですが、実際に見ていないと判別できませんよね。

 このほかに、イカルの声が聞こえたり、ホオジロのものと思われる巣を見つけたり、キイロスズメバチの巣と思わる大きな巣を見つけたり、楽しい調査でした。次の機会に参加してみませんか?



By yamasanae
 
 

2017年6月20日火曜日

2017.06.20 カヤネズミ調査(モニ1000)夏

6/20(火)晴れ 参加者4名(Ab、Oo、Yoshi、yamasanae)

 暑かったですね。今年も、数か所でカヤネズミの巣が確認でき、ほっとしました。
 
 先週のサシバ調査のときより、サシバが飛んでいるような気がしました。今日も、合間に、色々観察。
 ナミテントウの黒地黄斑紋型はあまり見かけません。
 
 Abさん(だったかな?)のズボンに止まったのは、ゴマダラカミキリ。
 
 イボタノキでは、ホシシャクが大発生していました。

 小型で白っぽいのが♂、♀は大きく翅が透けて見えるのが特徴。
  
 Yoshiさんは初めて参加。暑さもあり、思ったより疲れたそうですが、自分で巣を見つけたのはなにより。また、懲りずに参加してください。
By yamasanae
 

2016年7月15日金曜日

2016.07.15 カヤネズミ調査(モニ1000)・夏

天気:小雨~弱雨
参加者 Abさん、Ooさん、yamasanae

 昨日は土砂降り、今日も空を見上げると今にも雨が降りそう。どうしましょうとAbさんに連絡すると、やりましょうとの一言。やはり・・・。待ち合わせ場所でOoさんに聞くと、Abさんのことだらかどうせやることになるので、連絡もしなかったそうです。さてもさても。

 概ねいつもの箇所を濡れたコガマやアシなどをかき分けて、探しますが、見つかりません。見つけたのはアジアイトトンボ。


 次の調査個所への移動途中、畑の中をアカネズミと思われるネズミが走っていったのですが、どうしたのでしょう。近くにハシボソガラスをいたので、心配でしばらく見ていたのですが、コンクリートの擁壁のところで飛び上がってみたり、ウロウロ。

 大池では、Oiさん会いましたが、アメリカザリガニの駆除でしょうか。池の水がだいぶ減ってしまって心配ですが、この雨で少しでも増えればいいですね。

 半溜めのアシは例年以上伸びていて、2m以上になっています。これをかき分けて、カサスゲの集落をのぞいてみますが、ここでも確認できません。

 田んぼ塾では、Osさんが小雨のなか田んぼを手入れをしていました。この付近でもみつかりません。Ooさんは、付近の小川沿いで、マムシ2匹見たそうです。田んぼの近くでは、5mmほどのシロオビトリノフンダマシ(クモです)をみつけました。
 手入れをしていない箇所では、草が倒れるような状況で、全部を刈り取るのは心配ですが、やはり、半分づつでも刈り取って、カヤネズミが裂きやすい新しく柔らかい葉が生えるように工夫する必要があるようです。
by yamasanae

 ※豆知識
 そういえば、今日の天気予報をネットで調べると、小雨と弱雨との表示があったのですが、気象庁予報用語では、弱い雨となっていて、読み方が決まっていないのだそうです。「よわあめ」「じゃくう」?
 小雨は1mm未満(地面が少し濡れる程度)、弱い雨は3mm未満(音がしない程度の降り方)
 なるほど!

2015年12月12日土曜日

2015.12.12 カヤネズミ冬2回目

 先日は、五斗蒔を歩いてみましたが、今日は、いつものコース。
 里地の方では、かなり多くの巣を確認できたところがありました

 一方、里山のなかでは、冬季の草刈の効果でカヤネズミが巣をつくりそうな区域ができていたのですが、残念ながら、やや少なめでした。手を入れなかったところでは、一つも確認できませんでしたので、やはり、継続的に手入れをして様子をみて行くのがよいと感じました。

 それにしても、いい天気で、稲刈りを終えた初冬の里山の景色はとてもきれいでした。