モニ1000里地調査


1 モニタリングサイト1000里山調査

(里地里山)
  •  里地里山(里やま)とは、日本人が長い歳月をかけて水田耕作や林業・放牧といった伝統的な自然の利用を続けてきたことで形成された環境です。
  •  里地里山には、二次林や水田、ため池、草原といった多様な環境がモザイク状に存在し、そのため多様な動植物の生育・生息の場となっています。また里地里山は、薪炭林のカタクリや、カヤ原のカヤネズミ、水田のメダカやゲンゴロウ、森と草地の両方を利用するサシバなど、人間の伝統的な営みに依存した生物が多く見られる場所でもあります。
  •  しかし一方で、宅地開発や水質汚染などの人間活動、伝統的な営みの放棄、外来種の侵入といった要因により、里地里山の生物多様性は近年急速に劣化しています。
  • (日本自然保護協会のHPより)

(調査の目的)
  •  日本の里地里山の生態系及び生物多様性の質的・量的な劣化を早期的に発見する
  •  それぞれの調査地域の里地里山の変化を把握する
  •  調査の結果を各地の市民による保全活動に直結させる
(調査について)
  • 宍塚の自然と歴史の会は、モニタリングサイト1000里山調査以下「モニ1000里地調査」)に参加しています。
  • モニ1000里地調査は、環境省の進めているモニタリングサイト1000プロジェクトの一環で、取りまとめは、日本自然保護協会が行っています。パンフレットはこちら
  • 里地里山については、197サイトが設けられていますが、宍塚は、全国で18ヶ所あるコアサイトの一つとなっており、長期間(100年間)継続して調査を実施することとされています。
  • 調査項目は、植物相、鳥類、哺乳類、水環境、カヤネズミ、カエル類(アカガエル)、チョウ類、5年に一度の人為的インパクトとなっています。
  • 環境省のモニタリングサイト1000のパンフレットの中(P7)でも、里地の分野で、宍塚サイトとして紹介されています。
  • モニタリングサイトとしては、森林、陸水域(ガン・カモ類)、干潟(シギ・チドリ類)、などがあります。
  • 日本野鳥の会茨城県などで、ガン・カモ類の調査にかかわった方もいらっしゃると思います。

  •  毎月、第3土曜日の9:00~12:00に植物相などの定例の調査を行うとともに、アカガエルやカヤネズミなど項目ごとに、随時調査を行っています。
  • 専門的知識がなくとも、記録などのお手伝いもできます。とっても、勉強になります。皆さんもご一緒しませんか。


 

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