2016年7月23日土曜日

今年の哺乳類調査開始

 連絡が遅くなりましたが、今年もモニタリング1000の 哺乳類調査を開始しました。 (私は2010年からで7年目になります。)
 先日、赤外線カメラ回収を行い撮影画像を確認しましたので一報します。
 タヌキ、ノウサギ、ハクビシン、ネコが写っていましたが、アライグマは今年も写っていました。2枚添付します。


 再度カメラを設置しており、8月中旬にまた引き揚げますのでその結果についても次回トピックスとしてご報告します。
by Sakuさん
(運営メールから転載)
 
 


2016年7月15日金曜日

2016.07.15 カヤネズミ調査(モニ1000)・夏

天気:小雨~弱雨
参加者 Abさん、Ooさん、yamasanae

 昨日は土砂降り、今日も空を見上げると今にも雨が降りそう。どうしましょうとAbさんに連絡すると、やりましょうとの一言。やはり・・・。待ち合わせ場所でOoさんに聞くと、Abさんのことだらかどうせやることになるので、連絡もしなかったそうです。さてもさても。

 概ねいつもの箇所を濡れたコガマやアシなどをかき分けて、探しますが、見つかりません。見つけたのはアジアイトトンボ。


 次の調査個所への移動途中、畑の中をアカネズミと思われるネズミが走っていったのですが、どうしたのでしょう。近くにハシボソガラスをいたので、心配でしばらく見ていたのですが、コンクリートの擁壁のところで飛び上がってみたり、ウロウロ。

 大池では、Oiさん会いましたが、アメリカザリガニの駆除でしょうか。池の水がだいぶ減ってしまって心配ですが、この雨で少しでも増えればいいですね。

 半溜めのアシは例年以上伸びていて、2m以上になっています。これをかき分けて、カサスゲの集落をのぞいてみますが、ここでも確認できません。

 田んぼ塾では、Osさんが小雨のなか田んぼを手入れをしていました。この付近でもみつかりません。Ooさんは、付近の小川沿いで、マムシ2匹見たそうです。田んぼの近くでは、5mmほどのシロオビトリノフンダマシ(クモです)をみつけました。
 手入れをしていない箇所では、草が倒れるような状況で、全部を刈り取るのは心配ですが、やはり、半分づつでも刈り取って、カヤネズミが裂きやすい新しく柔らかい葉が生えるように工夫する必要があるようです。
by yamasanae

 ※豆知識
 そういえば、今日の天気予報をネットで調べると、小雨と弱雨との表示があったのですが、気象庁予報用語では、弱い雨となっていて、読み方が決まっていないのだそうです。「よわあめ」「じゃくう」?
 小雨は1mm未満(地面が少し濡れる程度)、弱い雨は3mm未満(音がしない程度の降り方)
 なるほど!

2016年7月1日金曜日

2016.07.01(金) モニ1000鳥類調査(繁殖期2回目)

7月1日(金)曇り 7:00~10:13
参加者3名(hana、Uchi、yamasanae)

 今回も調査を始める前に、水草のバッドを除くと、アキアカネが羽化していました。

 さて、鳥の方は、子育て中のものも多かったようです。大池では、オオタカ(♀と思われる)が、結構長いこと水浴びをしていました。

 このほか、ウチワヤンマのヤゴの脱皮殻、特定外来生物のウシガエルなども見かけました。
 

 調査で記録記録した種は、31種+外来種2種でした。
by yamasanae

※ なお、6/28は雨のため延期になりました。


2016年6月7日火曜日

2016.06.07(火) モニ1000鳥類調査(繁殖期1回目)

6月7日(火)曇り 7:00~
参加者3名(Oi、Uchi、yamasanae)

 鳥の調査を始める前に、ふれあい農園のジュンサイの咲くバッドで、ショウジョウトンボの羽化を観察。後向きにのけぞって、落ちそうになったころ、腹筋運動みたいに体を起こして、つかまります。その後、体液を入れて、翅やお腹を伸ばして、翅を乾かして、余分の体液を排出して完成ですが、飛べるようになるまでは、結構時間がかかります。
    
 

 さて、鳥の方は、半溜めでオオヨシキリが大きな声で鳴いていました。大池では、カイツブリの親子が餌をとっていました。このほか、カワセミも何羽か飛んでいました。

 結局、28種+番外2種(コジュケイ、ドバト)を観察しました。
by yamasanae

 6/28(火)7:00~数時間 繁殖期2回目を行います。心静かに、耳を澄まして、目を凝らして、自然に溶け込んでみませんか?





2016年3月18日金曜日

3/18 ニホンアカガエルの卵塊調査

 2/16、3/1、3/8に続き、4回目
 少し風はありましたが、厚手のシャツ1枚でも暑いくらいでした。

 オタマジャクシはだいぶ大きくなっていました。

 卵塊の方は、全部で数十個でもうだいぶ少なくなっています。
 もう春ですね。ほかのカエルたちもでてきています。シュレーゲルアオガエルの甲高い声、ニホンアマガエルの声、アズマヒキガエルはくぐもった声のほか、姿も見かけました。

 田んぼ塾の田んぼには、レンゲ、稲荷谷津湿地近くでは、テングチョウも見かけました。
 

 蛭田の谷津の休耕田で調査をしていると、農家の方が作業中でした。荒起こしかとおもったら、蓮田に作り変えるそうです。
 湿田だったところが、どのようになるのでしょう。シギチドリなどが入るようになるかもしれませんね。

2016年2月19日金曜日

2016.02.19 モニ1000 鳥類調査(越冬期2日目)

2月19日(金) 参加者 4名(Oi、Uchi、Oo、yamasanae)

 越冬期の2日目も、朝8時から調査開始ですが、天気もよく、あまり寒さは感じません。
 出だしから、ふれあい農園のエノキの上には、カシラダカと思ったら、アトリでした。

 陽気に誘われて、大池からの小川の陽だまりでは、早くもタチツボスミレが咲いています。

 大池のカモたちは少な目ですが、9種確認できました。
 林の中では、やかましく囀るたくさんのマヒワなどにも出会いましたが、高い木の上を見上げて撮ったので、お腹ばかり写っていました。

 結局、42種+(番外1種) 種数を多く観察するのではなく、継続して、一定のルートを観察するのですが、毎年、見られるもの、稀な出会いをするものなど様々ですね。
by yamasanae

オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、カワウ、ダイサギ、オオバン、ツミ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、スズメ、セグロセキレイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、ウソ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、(コジュケイ)


2016年2月16日火曜日

2016.02.16 ニホンアカガエルの卵塊調査

 筑波大のK先生のアカガエル類調査のお手伝い。田んぼの水面には、氷が張っていましたが、いい天気で、重ね着をしていると汗をかくほどでした。

 2月13日(土)には、自然農田んぼ塾のたんぼで数個、池西湿地ではゼロだったニホンアカガエルの卵塊も、数百を数えました。
 K先生いわく、温度が上がって、雨模様だった14日の日曜日の朝に一斉に産んだのでは・・・

 池西湿地では、イタチかタヌキにでも襲われたのでしょうか、アカガエルの死骸がいくつかありました。せっかく、捕獲者が少ない2月頃から産卵のために起きてくるのに、無念でしょうね。

 大池からの流れの澱みには、ムラサキトビムシの類が集まっていて、春を感じさせます。よーく見ると、大きいのや小さいの、形の異なるのは、他の虫でしょうか。ハチの死骸まで一緒でした。

 林の中を移動していると、前翅長20mm程度の蛾がいました。目の前の枯葉に着地したので、パチリ。2/13の土曜観察会でもSさんが確認したシロフフユエダシャク♂でした。この時期に、姿が見られるのですね。

by yamasanae


2016年1月22日金曜日

2016.01.22 モニ1000 鳥類調査(越冬期1日目)

 宍塚での鳥類調査は、モニタリングサイト1000のうちの里地里山のコアサイト(全国で18ヶ所)として実施している調査項目の一つです。
 繁殖期、越冬期のそれぞれについて、6回の調査を行うこととなっていますが、当会では、1日に3回の調査を行うこととしています。本日は、越冬期の第1日目でした。

 お馴染みのUさん、Ooさん、hanaさん、そしてyamasanaeの4人で、朝8時から調査開始です。青空が広がる良い天気ですが、寒い朝でした。田んぼや蓮田では、氷が張っていました。
 ふれあい農園から田んぼ塾の田んぼ辺りでは、セグロセキレイとそれを狙うモズ。木の上のカシラダカは、やけに白く見えましたが、寒さで膨らんでいたせいでしょうか。
 大池のカモはやや少な目。2回目に、今日はカワセミがでていないと話していたら、目の前の木にとまってくれました。オオタカが何度か姿を見せましたが、カモ狙いでしょうか。ドバトと思われる食痕もありました。
 折り返す3回目には、ジョウビタキ♀が目の前にきてくれました。

 スズメやホオジロ、メジロ、はてはカケスの声まで聞こえてきますが、モズの鳴きまねでした。写真は、鳴きまね上手のモズ君。さすがに百舌ですね。

 セグロセキレイも、いつものビッビッという鳴き声ではなく、囀ずると別の鳥みたいです。

 結局、観察したのは37種+番外のコジュケイなどでした。

 越冬期2日目は、2月19日(金)朝8:00からです。耳を澄まし、眼を凝らして、そっと歩いて観察します。
 心楽しく、実になる調査ですので、初めての方も是非参加してみてください。でも、越冬期は寒いので、着ぶくれで丸くなってきてくださいね。


by yamasanae

※ モニタリングサイト1000 里地 調査マニュアル(鳥)  
http://www.nacsj.or.jp/project/moni1000/manual/bird_manual_3_1.pdf